山口県下関市では一年にいくつかの大きなお祭りがあります。その一つにゴールデンウィークに開催される『しものせき海峡まつり』があります!
『しものせき海峡まつり』は下関市のお祭りの”三大祭り”と言われていて、たくさんの人が集まりにぎわいます☆2019年は第34回めとなります。
開催日時
初夏の関門海峡を彩る一大絵巻!しものせき海峡まつりは、
2019年5月2日(木)~5月4日(土・祝)
に開催されます☆
交通規制はある?
交通規制は5月3日(金)9:00~12:00の間、上臈道中が通過するまで通行止めとなります。


上臈道中が通る道に所どころ↑こんな看板が立っています。

上臈道中のコースは赤線です。車道を進み所々で八文字を踏みます。通った直後に交通規制は解除されますが、観客が多くすぐに車が通れる感じでもありませんが(^^;
駐車場はある?
一般駐車場:有料
- カモンワーフ駐車場 90台
- 唐戸市場駐車場 572台
- 赤間神宮駐車場 300台
- 海響館駐車場 395台
海峡まつり期間中は大変混雑するので、公共交通機関を利用したほうがよさそうですが、タイミング(朝早くとか)によっては、市内の(上記の)有料駐車場に駐車することは充分可能です。料金も安いので、一度駐車したら車は移動せず、イベントを徒歩で楽しむのが良いと思います。駐車場の途中の出入りは渋滞もあり困難だと思われます。
イベント情報
◆5月2日(木)◆
- 御陵前祭
- 平家一門追悼祭・筑前琵琶
- 安徳帝正装参拝
時間:10:00~15:30
会場:赤間神宮
◆5月3日(金・祝)◆
先帝祭 上臈道中
- 時間:9:30~11:30
- 会場:西部公民館~唐戸商店街 ※雨天の場合の会場:シーモール
絢爛豪華な衣裳をまとった五人の太夫が、それぞれ稚児・警固・官女・禿を従えて、伊崎町から赤間神宮までの途中の四ヵ所で外八文字を披露しながらパレードします。
時 間 | 場 所 |
9:30~9:40 | 伊崎町西部公民館前 |
10:00~10:10 | グリーンモール商店街 |
10:30~10:40 | 豊前田商店街 |
11:20~11:30 | 唐戸商店街 |
16:20~16:50 | 姉妹都市ひろば特設ステージ |
高い履物を履いていて、見事なそと八文字をみることができます。五人の太夫の外八文字をふむ以外の移動は人力車です。ゆっくりとしたペースなので、観客も一緒になってついて移動する感じです。要所要所でも外八文字をふむ姿をみようと、待っている人もいて大変混みあいます。でもシャッターチャンスなので毎年太夫の写真を撮影しようと、大きなカメラを持った人がたくさんいます。
上臈参拝―天橋渡り―
- 時間:13:00~15:00
- 会場:赤間神宮
源平まつり
●Yamakatsu(山口活性学園)ライブ・源平ドラマページェント等
- 時間:9:40~17:00
- 会場:姉妹都市広場 ※雨天の場合の会場:シーモール
●下関グルメ屋台村
- 時間:10:00~(源平ふく鍋10:30~)
- 会場:姉妹都市広場横 ※売り切れ次第終了
●源平船合戦(海上パレード)
- 時間:11:15~11:55
- 会場:関門海峡一帯
●源平武者行列・勝鬨
- 午前時間:9:20~9:55
- 会場:グリーンモール
- 午後時間:14:00~14:55
- 会場:海響館前~姉妹都市広場
※雨天の場合の会場:シーモール
●八丁浜総踊り
- 時間:11:10~12:10
- 会場:カモンワーフ前ボードウォーク
下関の繁栄を願って人柱となったお亀さんの功績を称え、市内の企業や団体、氏子町内の子供会など約千名が、両手に持ったシャモジを打ち鳴らしながら踊ります。「正調八丁浜」と「サンバ調八丁浜」を交互に行い、仮装や踊りのコンテストで盛り上がります。飛び入り参加もできますよ(^^♪
◆5月4日(土・祝)◆
巌流島フェスティバル
●関門大綱引き対決
●ファミリーピクニックコンサートなど
- 時間:11:30~15:30
- 会場:巌流島 憩いの広場
※雨天の場合の会場:シーモール
今年はいちだんとパワーアップしたイベントが満載らしいですよ~(^^) 関門対抗綱引き大会やファミリーピクニックコンサートなど家族で楽しめるイベントがあって楽しみです☆ファミリーピクニックコンサートの出演者は、巌流島観光大使の「影山ヒロノブ」氏をはじめとする、アニソン界の大物たち「遠藤正明」氏「きただにひろし」氏他が決闘の聖地「巌流島」にやってきます!
本殿祭・出御祭
- 時間:10:30~11:00
- 会場:赤間神宮

御神幸祭
- 時間:12:00~16:45
- 会場:赤間神宮~伊崎 ※神牛行列実施予定
屋台情報
お祭りと言えば、屋台!たくさんの屋台が出ます。
上記で言うと『下関グルメ屋台村』のことです!
出店時間:10:00~ 売り切れ次第終了!
場所:姉妹都市広場横
売り切れ次第終了なので、早めに行った方がよさそうです。
「しものせき海峡まつり」は毎年多くの人が集まります。中でも中日の5月3日の先帝祭は人気で、賑わいが半端ないです^^ そもそも先帝祭で行われる上臈参拝の由来は、とても悲しいお話しです。
上﨟参拝の由来―語り継がれる悲哀の歴史―
寿永四年(二八五年)、平家は壇ノ浦(関門海峡)で義経を総大将とする源氏に敗れました。主だった武将は入水、わずか八歳の安徳帝も、二位の尼に抱かれ、三種の神器とともに入水され、平家は滅亡します。平家の女官たちは里人に救われたものの宮仕えの育ちの為、これといった生計の法をしらず、付近の稲荷山などの草花を手折っては冲がかりの船人に売り、ほそぼそと生活していました。それでも三月二十四日(旧暦)の安徳帝の御命日には毎年忘れず、昔ながらに威儀を正して帝の御影堂に参拝・香華(こうげ)を手向けるのでした。やがて女官も絶えた後、江戸時代になって稲荷町に遊廓ができ、廓の主人がその女官たちのやさしいまごころと美風を後世まで伝えようと、お抱えの遊女たちに参拝を続けさせたといわれています。そして、時代の変革と共に移り変りながら、昭和四十 一年から現在まで引き続がれ、悲しくも厳かな祭事として今に残っています。絢爛豪華な衣裳を身にまとった五人の太夫が市内を練り歩く上臈道中は、赤間神宮での上臈参拝でクライマックスを迎えます。
時代の違いや家柄があるとはいえ、わずか八歳で命を落とさなければいけかったというのは、とても心苦しく感じます。下関は歴史の町です。そのいろいろな歴史の上で今があるのですが、今の時代に生きていることに感謝します。そういったことをこの「しものせき海峡まつり」で毎年考えさせられています。
